国際理解講座「こんな国で日本人!ミクロネシア編」

12月11日(金)草津まちづくりセンターで国際理解講座が行われました。

青年海外協力隊で栄養士としてミクロネシアに2年間赴任され、今年の10月に帰って来られた森光子氏の講演会でした。

< 参加者感想文 >
ミクロネシアに栄養士として2年間赴任していた森さんの体験談でたくさんの事を学んだ。ミクロネシアは605の島があり、全人口は約10万人で一番大きなポンペイ島の(または総面積は奄美大島とほぼ同じ)面積は、琵琶湖の半分以下らしい。現地語が8種類あり、現地語が基本だが英語はほぼみんなが使える。子どもが多く、高齢者は少ない。亜熱帯気候で、平均気温は27℃、平均湿度80%、森さんの赴任したポンペイ島はマングローブに囲まれた島で、世界で2番目に雨が多い地域である。現地生活での苦労話が印象的だった。2日に1回停電する、ガスなし(ガスコンロ使用)、シャワーはお湯が出ない、冷蔵庫の普及率も島の半分程度、酋長制度が根強い、など…海洋民族で特に離島ではカヌーで漁に出る、豚を丸焼きにして食べる、かつてはタロイモを主食とし、今は日本のようにお米を食べる、もともと野菜を食べる習慣がなくてココナッツミルクのように脂肪分たっぷりの食べ物を好む。今は油の多い豚肉の缶詰と米などの穀類が大好物なので、日本と比べて肥満率が高い、というのが国の課題である。森さんは栄養士として「食生活の改善、指導」のためにJICAからミクロネシアに赴任した。日本と違って、リサイクルやゴミの分別の概念がなくて、食べたらその場に捨てたり、使い捨て食器を多用するので丁寧に説明して教えたり、電力事情もあまり良くなくて、調理器具も整っていない、キャベツなどの葉野菜も高価で手に入りにくいので、日本の「お好み焼き」にはなくてはならないキャベツの代わりに「青パパイヤ」を細かく刻んで現地の人に日本料理でもてなしたり「クッキングデモンストレーション~野菜を食べよう~」のようなイベントを企画してダイエットに取り組んでもらったそうだが、もともと「ダイエット」という概念がないので最初は苦労したが「健康」の重要性を説明して理解してもらったことなど、「多文化共生」の勉強になった。 (KIFA会員 中村ケンジ)